【エール】第12週 第56~60話までのあらすじネタバレと感想

エール
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NHK朝ドラ エール第12週目は「アナザーストーリー 」です。

第11週目のあらすじネタバレはこちらです。

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裕一は福島の小学校の校歌作ったことで夫妻で福島へ招かれ、それをきっかけに実家を訪ねることが出来ました。

三郎もまさも裕一たちの帰宅を心から喜びました。

そしてその晩は三郎の一声で大宴会を開きます。

しかし、相変わらず弟 浩二との間にはわだかまりが残ったままです。

裕一は浩二の様子が変だと感じ、何を隠しているのか頼むから教えてくれと・・・

 

父 三郎が胃癌に侵され余命いくばくもないことがわかったのです。

裕一たちは予定よりも長く福島に滞在し三郎との最期の時間を過ごします。

家族みんなに看取られながら三郎は穏やかに旅立ちました。

三郎のお葬式を済ませ裕一一家は東京に帰ることになりました。

 

さて、第12週目はいつもと違うエールが放送されます。

裕一と音が出てこない回もあるとか?

こちらの記事ではエール第56話~60話までのあらすじネタバレや感想をご紹介します。

※2020年6/15~6/19放送分

【エール第12週 キャスト一覧】

古山裕一 (窪田正孝)

裕一の妻 古山音(二階堂ふみ)

亡くなった音の父 関内安隆(光石 研)

音の母 関内光子(薬師丸ひろ子)

音の姉 関内吟(松井玲奈)

音の妹 関内 梅(森 七菜)

馬具職人 岩城新平(吉原光夫)

佐藤久志 (山崎育三郎)

佐藤久志の子供時代(山口太幹)

木下 一(井上 順)

カフェバンブー店主 梶取 保(野間口徹)

カフェバンブー店主 梶取 恵(仲 里依紗)

オペラ歌手 双浦 環(柴咲コウ)

環の友人 里子(近衛はな)

環の恋人 今村嗣人(金子ノブアキ)

NHK朝ドラが観られるNHKオンデマンドは<U-NEXT>から見れます。

エール 第56話 父、帰る 前編

あの世では、年に二回今でいうジャンボ宝くじがある

一等はもちろんお金ではない

一泊二日地上に帰る権利である

 

ということで音の父 安隆は2日間だけ、地上に帰ることが許されました。

閻魔様から赤い棒を渡されました。

帰りたいときにこの棒を折ると帰ってこれるのです。

もし、棒を折らなければずっと地上の世界にいることになります。

しかし、それは誰にも姿を見られない存在のない魂となること、地獄よりもつらいことじゃと閻魔様は言いました。

 

安隆が音に会いに・・

昼間の東京の古山家。

華を寝かしつけようと子守唄を歌う音。

そこに突然現れた幽霊姿の安隆。

安隆「女の子かあ。」

一瞬笑ったけれど、冷静になって驚く音。

安隆「久しぶり、おめでとう。子供、俺にとっちゃ初孫だろ。」

音は「ありがとうございます。とりあえず、居間に行っとって、寝かしつけるから。」

そう言うと、居間を案内します。

とは言ったものの半信半疑な音。

自分の頬をひっぱたいて「現実だわ。」とつぶやきます。

 

安隆「よっ、驚いただろ?」

音「そりゃ、驚くよ。」

安隆「俺の姿、親族にしか見えとらんだわ、一泊二日この世に戻ってこれることになったで会いに来た。迷惑だったか?」

音「ん?」

安隆「いやもっと、感動的な再会ちゅうか。」

音「無理でしょ、そんな恰好でいきなり来られちゃ(笑)」

安隆「10年ぶりかあ、大きくなったなあ、立派な家だのう、これ家賃結構するんだろ?」

音「思い切って買ったの。」

安隆「え?旦那さん甲斐性あるなあ。」

音「あるって言えばあるし、ないともいえるけど・・」

安隆「庭もあるし、あっちの部屋は?」

音「裕一さんの、私の旦那さんの仕事部屋。見る?」

そう言うと音は仕事場を見せました。

音「作曲家なの。まだ1曲しかヒット曲ないけど。」

安隆「凄いなあ、いいひと見つけたなあ。」

音は安隆にお茶を淹れようとすると、安隆はあの世からもらってきたお金を出し、「これでお団子買ってきてくれんか?」と音に渡しました。

子供のころ父とお団子を食べたことを思い出し、胸がいっぱいになりました。

音は団子を買いに出ます。「お父さん、私が出かけてる間にあの世に行かんでよ。」

安隆「音は相変わらず、面白いなあ。」

 

音は団子を買って帰ってきました。

しかし、父の姿が見えません。

家じゅう探し回ると、安隆は華を見ながら華の横で居眠りしていました。

音「買ってきたよ!」

安隆「ありがとう(笑)」

団子をおいしそうに頬張る安隆。

安隆「う~ん、これこれ、う~んこの世の食いもんはうまいのう。」

音「あの世では何食べとるの?」

安隆「あの世のことは閻魔様に言っちゃいかんって言われとるだわ。」

音「あの世って怖い?閻魔様は?」

安隆「怖くないよ、閻魔様っていてもただの爺だ。」

音「よかった。かまゆで地獄とか、舌抜きとられるとか心配した。」

安隆「俺、そんな悪いことしとらんよ。」

音「お父さん、やさしかったもんね。」

安隆「実は、助けた子、見てきた。」

安隆が亡くなったのは列車に轢かれそうになった子を助けて自分がまきこまれたのが原因。

音はふと子供のころの父の死を知らされた日のことを思い出していました。

安隆「駅員さんになっとった。」

音「そっか。よかったね。」

安隆「すまん、身体が勝手に動いた。」

音は子供の頃に「お父さんは、なぜ私たちを残して人の子を助けたの? 私たちよりその子のことが大切だったの?」と母に言ったことを思い出していました。

音「今は誇らしいよ。」

安隆「ありがと(笑)」

 

安隆「音、歌手になる夢諦めたんか?」

音「・・・」

「ただいま~。」裕一が帰ってきました。

音は焦りました。

安隆「大丈夫、彼には見えんから。」

裕一「お腹すいた~。お~お団子だ、珍しいね。あれ?なんで2つあるのこれ。誰か来てた?」

音「あ、お団子買ったらお父さんのこと思い出して、命日もうすぐだし、なんかお父さんにもって。」

裕一「ああ、そうかあ。音、お腹すいたからこれ食べていい。」

音「え~~!」

裕一からは姿が見えない安隆は、音に食べていいよ、の合図を送りました。

音「どうぞ。」

やった、いただきます、と裕一は団子を食べました。

裕一「あ~、うまいなあ、これ。ね、豊橋って方向どっちだっけ?」

音は、安隆が立っている方を指さしました。

すると、裕一は安隆の方を向いて正座し、「お義父さん、いつも見守ってくれてほんとにありがとうございます。おかげさまで子宝にも恵まれて、音さんと幸せに暮らしております。お義父さん、音さんを産んでくれてほんとにありがとうございます。それから、ご冥福お祈りしております。」と挨拶しました。

それを聞いて笑う安隆と音。

裕一「なに笑うの?なによ。怖いよ、なんでそんな笑ってるの?」

音「だって~」

音は笑い転げます。

裕一「お団子いただいたからさ。お義父さん、ほんとにありがとうございました。これからも見守ってください、お願いします。よし。」

裕一は残った団子を食べてしまいました。

 

夜になり裕一と音は華を寝かしつけていました。

裕一に華を頼むと音は、安隆のところに行きました。

安隆「いい男だなあ。安心した。」

音「ありがと。」

安隆「よし、俺、そろそろ行くわ。光や梅にも会いたいし。」

音「お姉ちゃんは?」

安隆「音、吟は昔から思い込むと譲らんとこあるだろ?うちの女衆は昔から頑固だ、でも光や梅やお前の頑固は自分を貫く頑固だ、でも吟は違う、吟は周りや人の目を気にしてかたくなになる。」

音「会ったの?」

安隆「うん。」

吟にも会いに行ったが、吟は安隆の姿を見て驚いて逃げて行ってしまったそうです。

安隆「旦那さんに合わせて無理しとるように見えた。」

吟のことを心配した安隆は、音に時々様子を見てやって欲しいと頼みました。

 

安隆「音、元気でな。俺は音の歌が大好きだ、また絶対歌い~よ、約束。」

2人は指切りし抱擁します。

安隆「音、ごめんな、じゃあな。」

すっと、安隆の姿は見えなくなりました。

音は祈りながら「また、くじが当たりますように。」と言いました。

そして、音は涙を拭いて家の中に入っていきました。

エール 第57話 父、帰る 後編

あの世から1泊2日で帰ってこれることになった安隆。

東京で吟と音に会い、音のところには長い時間滞在できました。

名残惜しいですが東京を後にし、今度は豊橋へ行きました。

懐かしい関内家です。

光子と梅が何やら話しているため、安隆は2人の前に姿を見せづらくなっていました。

 

安隆の死後も光子が女手一つ馬具店を続けてこられたのも馬具職人岩城の存在があったからです。

安隆は懐かしい馬具の作業場へ入りました。

安隆は職人頭である岩城の仕事ぶりを見て感心するとともにほっと安心もするのでした。

「いい匂いだの~。」

懐かしいにおいを嗅ぐと安隆は嬉しくなりました。

作業場の中にいる安隆の姿は親族ではない岩城には見えませんが、何やら気配を感じた岩城は安隆を外に追い払います。

慌てて外に逃げ出した安隆。

その姿を見た光子は驚いて「きゃー!!」と声を出します。

 

安隆と光子は10年ぶりの再会を喜びました。

しかし、改まってとなると2人は何を話したらいいのか?わからなくなります。

光子「ダンスでも踊る?」

光子の一声で2人は花のワルツでダンスをしました。

花のワルツと言えば吟の誕生日の晩、2人が踊った曲です。

関内家では嬉しいことや楽しいことがあるとダンスを踊るのです。

 

安隆は梅が小説のことで悩んでいることを光子から聴き、梅にも会うことにしました。

姉の吟は安隆を見て驚いて逃げてしまいましたが、妹の吟は全く驚くどころか淡々と話しました。

「文学の世界では幽霊はありふれたもの。」と言い全く驚きません。

幼いころから本が好きな文学少女だった梅。

小説家になりたい気持ちは今も変わっていませんが、なかなか思うようにいかず悩んでいました。

梅は、幼いころに友達である結ちゃんに文学の魅力を語りました。

すると、結ちゃんも文学に興味を持つようになり、実は林 文子というペンネームで小説を書いていたのです。

そして、結ちゃんは文学界では名の通った新人賞を獲得するのです。

梅はかつて自分と同じくらいの年の子がこんなに頑張って賞を取って結果を出しているのに・・・自分は何してるんだろ?と落ち込んだことがありました。

その時受賞した子が友達の結ちゃんだと知ってさらにショックを受けたのです。

そんな梅の話を聴いた安隆は「その事実をしっかり受け止める」と梅にアドバイスしました。

安隆「俺も岩城にはかなわない。」

馬具作りの腕では岩城にはかなわないとわかった安隆は、だから自分は経営の立場に回ったのだといいます。

父に話を聴いてもらった梅は「これからはまっすぐに自分や小説を表現していきたい。」というのでした。

幼いころに父を亡くし、父の存在がよくわからなかった梅。

「お父さんていいなあ。あったかい。」

梅は父親を実感することが出来ました。

エール 第58話 古本屋の恋

喫茶バンブーの店主 梶取 保は昔、古本屋の店主でした。

今から10年ほど前の東京 神田のとある古本屋。

客の木下に「今年はご両親の7回忌だろ、親戚とか集まるのかい?」と聞かれた保。

「みんな疎遠だから僕だけでやります。」と答えます。

客の木下は「余計なことかもしれないが、もう少し外に出た方がいい。ここにずっと座ってるのは身体にも心にもよくない。」と保に言いますが保は「外は嫌い。」だと言います。

「うちの店にコーヒーでも飲みに来いよ。」と木下は誘いますが、コーヒーは自分で淹れられるからと行く気がないと言います。

 

その日お店に来ていた恵を見て「若いお嬢さんなんて珍しいなあ。」と木下は笑って言いました。

全く興味も示さない保。

 

すると、奥から「きゃー!」と女性の声がします。

保が急いで見に行くと、そこには崩れた本と恵の姿が・・・

恵「ごめんなさい。」

保「気を付けて。」

恵「ありがとう。」

保「いや、本が傷みます。」

その言葉に苦笑する恵。

ふと、下を見た恵は1冊の本を拾い上げます。

「吾輩は猫であるの初版かなあ。」

なぜわかったの?と保に聞かれた恵。

「夏目漱石の吾輩は猫であるは、上中下巻に分かれています。でも上巻に上の表記がないのは、そもそも1話完結のつもりで発刊したから。」とすらすら話します。

「処女作が吾輩は猫であるなんて、もう素晴らしいですよね。漱石の中では何がお好きで?」

恵にそう聞かれた保は本を取りに行きます。

「やはり、心かな。」

恵「それじゃあ、最初の見返し裏にラテン語が書いてあるの知ってます?」

すぐに表紙裏を見てみる保。

恵の言う通りラテン語が書かれていました。

これは学は長く人生は短いという格言なのだと恵に教えられたのです。

恵との出会いは衝撃的で、その夜、保は恵のことを考えていました。

 

それから毎週木曜日、恵はお店に来るようになり、いつしか保は恵の来店を待つようになっていました。

常連客の木下は保のそんな気持ちに気づいていました。

3か月ほどたったある日

お店に来た恵は「保さん、あの、ここに来ると気持ちが落ち着きます。 では。」

恵はにっこり笑って帰っていきました。

それを見ていた木下は「いい子だな。どうなの?」と言います。

保「どうって何が?」

木下「またまた、わかってるくせに。ずっと一人でいいの?」

保「僕は一人で満足している・・」

少年が現れる

突然、保の目の前に見たことがない少年の姿が・・

木下の親戚の子だといいます。

「こんにちは。佐藤久志です。保さんの状況は叔父さんから聴きました。楽しいのに進展しない時間が続くと女性は男性を恋愛対象から友達へと認識を変えてしまいます。早く勝負をかけた方がいいと思います。」

少年は保にアドバイスしました。

そうです。この少年こそが裕一の同級生で音の先輩のあの佐藤久志だったのです。

 

久志からのアドバイスは続きます。

久志「なぜ行動にでないのですか?彼女のこと好きでしょ?」

保「はい。」

正直に答える保。

久志「あなたはずっと自分をごまかして生きてきた。一人でいるのも好きだけど彼女のことも好きだ。両方欲しい。これまでの関係が気まずくなるのも嫌。自分が傷つくのも嫌。」

久志少年から図星を言われて「自分が嫌になる。」という保。

久志「ある本に書いてありました。人は行動することで自分を変えられると、言い換えると人は考えていても自分を変えることは出来ないということです。すべては行動です。まずは食事に誘ってみましょう。」

そう言われて素直に頷く保。

数日後

木下と久志は隠れて様子を見ています。

恵が来店。

そわそわした保の様子に「どうしたんですか?」と恵は言います。

「今日、ちょっと変ですよ。」

慌てた保は「あ、そうだコーヒー飲みます?」

そう言って得意なコーヒーを淹れました。

恵は一口飲むと「保さんのコーヒー美味しい。」と微笑みました。

緊張した面持ちで椅子に腰かけた保は「あの~、今度良かったら、ご、ご、碁でもやりませんか?」

とっさに言ってしまいます。

「碁? あ~、教えてください。」恵は、にこりとして答えました。

その夜

碁などやったこともない保は必死に碁の本を読んで勉強です。

「そんなに人は簡単に変われません。」

保は落ち込みます。

久志少年は、恵の左手の薬指に指輪があったのを見たと言います。

「おそらく恵さんは外国人の男性から求婚されてるかと。」

保「そういえば話の端々で外国人の話をしていた・・」と。

久志「彼女、このまま月に行ってしまいますよ。行動するなら今しかない。」

保は、もう婚約者がいるなら無理だと諦めようとします。

保「だめだとわかっていてやる必要はないだろ~。」

久志「あります!あなたがこの店を一歩出ればすべてが変わります。言ったでしょ?すべては行動です。結果は変わらないかもしれない、恵さんは得られないかもしれない。しかし、あなたは変わります。人生の分かれ道は突然やってきます。そこで行動すれば、すべてが変わります。」

保「久志、君、何者だ?」

久志「僕も色々ありました。僕は行動しました。あなたにも行動してほしい。」

木下「保君、行け!店の外には君の未来がある。」

保ははっと気づきます!

「ずっと一人で生きてるつもりだったけど間違っていました。木下さん、久志君、ありがとう。」

そう言うと、保は出かけて行きました。

 

結末は

「ぼ、ぼ、僕はあなたのことが全身全霊で好きです。僕は今まで過去に生きてきました。でも、あなたと出会って初めて未来を見ることが出来たんです。失礼ですが、彼より僕はあなたのこと幸せにできます。ぼ、ぼ、僕と結婚して下さーい。 と叫んだのいきなり!」

恵はその時のことを、裕一と音に話しました。

そして、左手の薬指の指輪はただのファッションだったのだそう。

エール 第59話 環のパリの物語 前編

季節は春

パリに来て2か月の環。

環は友人の里子とカフェバーに入りました。

里子は地元の友達に環を紹介しますが、言葉が通じない環は挨拶が出来ず落ち込みます。

 

環は話し相手もなく、その店に飾ってある1枚の絵に見とれていました。

ある男性に「どう思う?」と聞かれ「素晴らしいと思います。」と環は答えました。

その男性が今村嗣人という画家であることを里子に教えられます。

今、最も期待される天才画家、しかも男前で家は大金持ちなのだと・・

環は嗣人の絵に「中途半端な絵だと言っちゃった。」と気にしていました。

しかし、嗣人は全く気にした様子はありません。

 

ある日のこと、カフェで一人本を読む環に今村が声をかけました。

環「先日はすみません。」

しばらく話して意気投合する二人はやがてデートを重ねるようになりました。

「ただオペラが好きだから。」と言った環に、今村は「ほんとにそうなのか?ほんとは世界を目指しているんじゃない?」と言います。

環「私はスカラ座やオペラ座の舞台に立ちたい。」

嗣人「一緒に行こう。」

環が頷くと嗣人は環の手を握りました。

 

夏になり

環は嗣人と暮らすようになっていました。

近いうち、個展を開くかもしれないという嗣人。

環は毎日学校に通っています。

 

環は里子と入ったカフェで初めてタルトタタンを食べてあまりの美味しさに衝撃を受けます。

環は、タルトタタンというお菓子が実は失敗から生まれたものだと里子から教わります。

外交官の娘として外国暮らしが長い里子はいろいろなことを環に教えてくれる存在です。

「欧米が作り出した芸術でアジア人が成功するのは万に一つしかない。」

里子は言います。

環「甘かった、私。」

里子「ただ、プッチーニって知ってる?」

里子は大使館の晩餐会で日本が舞台のある作品を観たのだそうです。

里子「タイトルは蝶々夫人。日本人の女性とアメリカ軍の海軍士官の恋物語なんだって。」

環「日本の女性、誰がやるんだろう?」

「今の予定では日本髪の鬘かぶってこっちの人がやるみたいだけど似合わないよね。」そう言って里子は笑いました。

環は部屋に戻るとプッチーニの歌劇トスカのレコードを聴いてみます。

 

嗣人が帰宅しました。

ワインを買ってきているのでどうやら良いことがあったようです。

環「決まったの?」

にっこり微笑む嗣人。

 

翌朝、環が目を覚ますと嗣人は絵を描いていました。

環「おはよう、ごはんどうする?」

嗣人「起きてたんだ。おはよう。」

環「気合入ってるね。」

嗣人「眠れなくってね、大勢の評論家を呼ぶって言ってたから失敗できない。」

プレッシャーを感じている嗣人に「嗣人なら大丈夫。」と環は声をかけます。

環も「よし。」と自分に気合を入れるのです。

 

環は蝶々夫人のオーディションが行われているイタリアに向かいました。

オーディションには世界各国から歌手が集まっていました。

オーディションを受ける外国の歌手たちは環を見て「清掃員がいるわ。」と馬鹿にしました。

環はオーデションに飛び入りで参加したのです。

 

環「出ていけと追い返されそうになったけど、審査員の一人が1曲だけいいじゃないですかって言ってくれて歌ってきた。」

里子「環ちゃんて意外と大胆ね。」

環「嗣人さんに刺激を受けたの。気づいたらイタリアにいた。」

でも、結果はまだ届いていません。

環「自分は本当は出る資格がないし、廊下で待っている間の他の人の歌を聴いたけど声量がまるで違う。もっとしっかりと勉強しなきゃだめだ。」

里子「勉強しても埋まらないんじゃない?」

日本人と外国人では所詮パワーが違うし、日本人は繊細なことは得意だけどパワーとなると・・・里子は環にそうアドバイスをし、「今は嗣人さんの力になってあげた方がいいのでは?」と言いました。

そんな2人のやり取りを聴いていた元画家のカフェのマスターは「芸術家は他人に振り回されないようにしないといけない。」と環にアドバイスします。

 

環は家に帰るとオーデションの結果の封筒を見つけます。

環「きゃー!私、第一次審査に通ったの。嬉しかったの。」

嗣人「よかった。」

2人は抱き合いました。

「おめでとう」と言う嗣人の表情はやや曇っていました。

エール 第60話 環のパリの物語 後編

嗣人の個展が開かれました。

そして一夜が明け、新聞を開く嗣人。

悔しそうな顔をすると嗣人は外へ出て行きました。

環もその新聞を見てみます。

ただただ凡庸。すべてがものまね。若き日本人画家への期待は裏切られた。

日本人画家 今村嗣人のことが書かれていました。

 

秋になったある日、イギリスからアダムという男が訪ねてきました。

舞台や展覧会をプロデュースするアダムにはある目的がありました。

「イタリアでの二次審査は残念でした。しかし、彼女に才能を感じました。紹介願えますか、ミス双浦に。」

嗣人はアダムに環を紹介しました。

アダムは環に話があると言いました。

プッチーニの自信作「蝶々夫人」は初月、あまり評価が良くなかったため、今度は日本人役を日本人にやらせようと環に目をつけていることが噂になっているというのです。

 

部屋に戻った環と嗣人。

嗣人「なあ環、さっきの外国人、アダムとかいう、なんの話だったの?」

環「ロンドンでオーデション受けないかって。」

嗣人「なんのオーデション?」

環「蝶々夫人。オペラハウスの講演をキャストを一新してやるんだって。どう思う?受けていい?」

嗣人「当り前じゃないか、大きなチャンスだよ。」

環「まだ先の話だけど、1か月くらい行かなきゃいけないし大丈夫かな?って」

嗣人「大丈夫って?僕の何が心配なの?」

環「許してくれるなら行く。」

嗣人「結婚してるわけじゃないんだ、許すもへったくれもない、行きたきゃ行けばいいさ。」

環「嗣人、嬉しくないの?」

そう聞かれた嗣人は「嬉しいさ、嬉しいに決まってるだろ!」と大声を荒げました。

そんな嗣人を冷ややかに見ている環。

2人の間に気まずい空気が流れました。

 

その後、環はロンドンへ行きました。

季節はもう冬です。

嗣人の周りでも環は有名になっており、友人からも羨ましがられますがそれは嗣人にとっては面白くないことでした。

 

環はオペラハウス公演の最終オーディションに残っていました。

宿泊の部屋に友人の里子が届け物で訪ねていました。

里子「いよいよ明日だね。自信は?」

環「ある」

里子「おー。」

環「ない。ある。ない。」

里子「どっちよ~。」

環「どっちもない、ただ楽しみなだけ。」

里子「3人まで残っただけでもすごいけど。」

環「うん、でもここで負けたら一緒だから。」

里子「私もね、バレエで世界を目指していたことがあるの、でも体格差で諦めたの。正直悔しいの。私とあなたとは違う。」

里子「今、あなたの前にはオペラハウスがある、それを掴み取ることに集中して。ね。」

環「里子、いろいろありがと。」

「世界をぎゃふんと言わせて。」そう言うと里子は帰っていきました。

環は練習に励みました。

 

そのころ、いつものカフェで絵を描いていた嗣人にマスターは「僕も画家をしていた。」と話し、この店で個展を開かないか?と声をかけました。

嗣人が部屋に帰ると、そこには環の姿が・・・

オーディションを終えイタリアから戻っていたのです。

環「ただいま。」

嗣人「どうだった?」

聞かれるなり環は泣き出しました。

嗣人は環を抱き寄せ「またチャンスはあるよ。」と言いました。

環「違うの、合格したの、私、オペラハウスに立つ。」

それを聞いた嗣人は頷くが悔しそうな顔をし、環のそばを離れます。

環「どうしたの?」

泣きながら悔し泣きする嗣人。

環「嗣人さん?」

嗣人は棚に立ててある筆をぶちあけました。

嗣人「俺が町の陰で個展をやらないかと言われていい気分になってるときに、君はオペラハウスだ?馬鹿みたいだ、何を喜んでるんだ。 俺と君の何が違うんだ。俺は・・」

嗣人は泣きながら自分の絵を放り投げ、絵に穴をあけました。

環も泣いています。

環「嗣人、やめて。あなたには才能がある。心底思ってる。」

嗣人「どうしてわからないんだ。その優しさが人を苦しめるのに。どうして、どうして。」

嗣人はその場で泣き崩れ「君の失敗を願ってる、どんなに喜ぼうとしても心の奥底から嫉妬があふれてくる。俺は君といる俺が嫌いだ。君といると俺はどんどん嫌な奴になる。 環、歌を歌を諦めてくれ。君を愛している。」

そう言って環を抱きしめました。

嗣人は泣きながら「頼む、頼む。」と環に言いました。

しかし、環は嗣人を抱きしめようとはしませんでした。

 

環は部屋を出ていつものカフェに行きました。

マスターは「おめでとう」と言ってくれました。

マスター「どうするんだい?」

環「私は光でいたい。傲慢ですか?」

マスター「自分に嘘をつくことが最大の罪です。それでいい、それが君の人生だ。」

 

やがて春になりました。

環のことが地元の新聞に載りました。

蝶々夫人が双浦 環によってよみがえったのです。

オペラハウスに続きニューヨーク公演も成功しました。

嗣人はカフェで個展を開催していました。

批評家のピエール「この絵を譲ってもらえないか?」

嗣人「その絵はだめです。」

「他は凡庸だがこの絵だけは素晴らしい。」

嗣人「ありがとう。でもその絵はだめです。」

「そう、残念だ。僕は君のことをこき下ろしたがこの絵が描けるならまだ将来はあると思うが、」

嗣人「では、もう無理です。もうそんな女性には巡り合えませんから。」

「そう、残念だ」

批評家のピエールは帰っていきました。

その絵は環の蝶々夫人だったのです。

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